熊本大学生命資源研究・支援センター テニュアトラック教員の公募

 熊本大学では、若手研究者が自立して研究することができる環境を整備、研究リーダーとなる教員・研究者へと育成することを目的に、テニュアトラック制という公正で透明性の高い人事制度を構築しています。この制度では、挑戦的かつ独創的な研究発想を得た若手研究者が、その発想を展開するべく自由に研究を行える環境を用意、実績のみならず、研究提案を評価して研究者(テニュアトラック教員)を公募により採用し、資金・スペース・共通機器や技術的支援などを重点配分して養成し、テニュア審査を実施します。
 今回、熊本大学生命資源研究・支援センターにおいて卓越的な研究を展開する、意欲のある研究者を募集します。生命資源研究・支援センターは、遺伝子改変マウスの作製、表現型解析、保存、供給、データベースの構築に関連した研究開発とその技術支援を推進する目的で設立され、遺伝子改変マウスに関する全てを扱うワンストップショップとして活動しています。今回の公募では、病態モデルマウスの表現型解析技術に詳しく、血管組織ゲノムワイド解析やシングルセル解析など新しい技術を積極的に取り入れ、独自に発展させることができ、さらに、その解析技術を用いて、血管生物学、病態医科学、医学・薬学・生命科学分野の国際競争力のある先端研究を積極的に推進する方を広く候補といたします。なお、本センターは発生医学研究所や国際先端医学研究機構、大学院生命科学研究部と連携協力して、血管生物学やゲノムワイド解析を推進するための共有機器や実験室、研究開発・技術支援の環境は充分に整っています。

公募の内容は以下の通りです。

1.公募人員
テニュアトラック教員 助教 1名

2.所属
熊本大学大学院先導機構

3.専門分野
専門分野:
生命科学研究
キーワード:
血管生物学及びそれに関する医学/薬学生命科学(循環代謝生物学、血管病態モデル、血管発生、血管新生、がん微小環境、ゲノム・エピゲノム生物学などを含む)

4.応募資格
(1)博士の学位を有する研究者。
(2)生命科学分野において、優れた研究能力及び研究業績を有すること
(3)本学における教育・研究に熱意を持って取り組める方
(4)本学の運営等に協調的かつ積極的に参画できる方

5.着任時期
採用決定後、できるだけ早い時期(ご相談に応じます。)

6.労働条件等
・勤務形態:専門業務型裁量労働制
 勤務時間は、職員の裁量に委ねるものとし、1日の勤務時間は7時間45分とみなす
・任期の定め:有 (下記「7.任期」を参照)
・試用期間 :6か月
・勤務場所:熊本大学本荘キャンパス中地区
・時間外労働:時間外、深夜、休日労働の有無 有
・賃金等:国立大学法人熊本大学2 号年俸制適用職員給与規則に定めるところによる
・社会保険:文部科学省共済組合、雇用保険及び労災保険に加入
・雇用者:国立大学法人熊本大学

7.任期
採用後5年間(採用後、3年経過後に中間評価を行います)
※1 概ね採用4年半経過後のテニュア審査を経て、テニュア付与後は生命資源研究・支援センターの助教に着任します。テニュア審査は、次の審査基準に基づき行います。
(1)研究活動
(2)支援活動
(3)教育活動
(4)研究業績
(5)学術及び社会活動(併任、学会、学術誌、各種委員会等)
(6)研究費獲得状況
(7)その他評価を行うために適切な業績

※2 テニュア審査では、4段階の審査を行います。
「A」の評価の場合、テニュア教員(任期なし)で再採用します。
「B」の評価の場合、3年間任期を延長し、採用後7年目に再度テニュア審査を行います。
「C」の評価の場合、1年間任期を延長します。ただし、当該審査後の在職期間中に極めて顕著な業績を上げたと認められる場合は、採用後6年目に再度テニュア審査を行います。
「D」の評価の場合、再採用を行いません。

※3 採用後、出産・育児・介護等の長期休暇を取得した場合や、天変事変により長期間研究の遂行に支障がある場合は、当該休暇等の期間に相当する期間の範囲内において、テニュアトラック期間を更新することができます。ただし、更新後の期間は、通算して2年を超えることができません。

8.研究費・研究環境等
(1)スタートアップ資金として、初年度のみ100万円の研究費を措置します。
(2)研究室および実験室を用意し、研究の支援等を行うメンターとして、生命資源研究・支援センター教授を充てます。
(3)遺伝子改変マウス作製、マウス系統の保存、体外受精による効率的なマウス繁殖に関し、メンターの生命資源研究・支援センター教授と相談の上、共同研究としてこれらの技術支援を受けることができます。
(4) 生命資源研究・支援センターの熊本マウスクリニック(KMC)の研究機器使用料について、優遇措置を講じます
(5)大学院生の教育に参画し、教育活動を行うことができます。

9.応募書類
(1)推薦書  1部
(2)履歴書  1部
・メールアドレス及び連絡先を御記入ください。
・男女を問わず、出産、育児、介護に専念又は従事した期間について考慮を希望される場合は、付記してください。
(3)業績目録 1部
(4)主要研究論文目録(総説を含む)  1部
・最近5カ年の原著論文を中心に、主要論文10編以内の別刷及び各論文250字前後の要旨を添付のこと。(コピーでも可)
(5)研究・教育に関する業績の概要(A4 1-2枚程度)  1部 
・各項目に分けて明確に記載すること。
(6)研究に対する抱負(A4 2-3枚程度) 1部
・特に今後展開する研究について、その意義、目的、計画及び学術的特色について記述してください。
※1(2)~(6)の書類は、MS-WordファイルをCD-R等でも提出願います。
※2(2)~(6)の書類は、熊本大学生命資源研究・支援センターのホームページからダウンロードできます。(HP:http://irda.kuma-u.jp/index.html

10.応募期限
令和3年5月14日(金)(必着)

11.選考方法
第一次選考 書類審査
第二次選考 セミナー及び質疑応答
(旅費等の経費は本学の規定に基づき大学が負担)
※第二次選考については、オンライン上で実施する場合もあります。

12.書類提出先
〒860-0811
熊本市中央区本荘2丁目2番1号
国立大学法人熊本大学生命科学先端研究事務課 センター事務チーム総務担当
TEL: 096-373-6636  E-mail:iys-senter@jimu.kumamoto-u.ac.jp
※ 封筒に「生命資源研究・支援センター テニュアトラック教員応募書類在中」と朱書きしてください。なお、提出書類は返却しません。

13.問合せ先
熊本大学生命資源研究・支援センター 分子血管制御学分野
教授  南 敬
E-mail: t-minami@kumamoto-u.ac.jp
※メールでの問合せに限ります。

14.備考
(1)応募書類に含まれる個人情報は、国立大学法人熊本大学の定めに基づき、本人事選考にのみ使用し、他の目的には一切使用しません。
(2) 熊本大学は男女共同参画を推進しています。男女共同参画社会基本法の精神に則り、適正に選考します。詳細はホームページhttp://gender.kumamoto-u.ac.jp/ をご覧ください。

 

英文 Faculty position, ASSISTANT PROFESSOR

英文 Resume Form