【後援】第58回 酸化反応討論会
種別: 後援
開催日: 2025年11月15日(土)~11月16日(日)
開催地: 大阪府
会場: 大阪大学銀杏会館(吹田キャンパス)
会費: 3,000円~7,000円
集会名称: 第58回 酸化反応討論会
集会URL: https://sites.google.com/view/sanka58/
集会概要:
本討論会では、構造生物学、分子生物学、生物有機化学、生物無機化学、グリーンケミストリーなどの幅広い分野の研究者が集まり、生体内の酸化還元反応について分子レベルでの反応機構や活性種の解明、およびそれらに着想を得た反応開発といったトピックを中心に、議論を深める。申請者は金属錯体を用いた酸化還元反応や小分子活性化反応を専門としており、本討論会では、分子を基盤とした生命現象の理解と現代社会への応用に資する講演として、酸素分子の活性化やメタン酸化および人工光合成に係る招待講演5件がある。
生体内で行われる呼吸,光合成や代謝では酸化・還元反応が中心的な役割を担っている。本討論会は生物にとって重要な酸化反応などを担う酵素や超分子複合体,さらにはメタンのメタノールへの酸化やアンモニア合成を含む炭素・水素・窒素の循環や固定などの高難度化学反応を行う金属錯体などをターゲットとする構造生物学,生物有機化学、生物無機化学、触媒化学、有機合成化学、錯体化学など、幅広い分野の研究者が一同に介し、最新の研究成果の発表と議論を通じて、生命活動で行われる酸化反応の反応機構や、物性変化、生理学的意義などを分子レベルで化学的に理解することをまず主な目的としている。また,多様な分野の研究者が本討論会での議論を通じて交流を深めることは,酸化反応関連の研究成果を周辺分野に波及させ、優環境型有機合成、有用物質生産への応用に繋がっている。このような学術的な成果を挙げるだけでなく、学生による優れたポスター発表には学生優秀ポスター発表賞などの授与を積極的に行い本領域の未来を担う人材育成も目的とする。
今回は下記の通り、5人の講師による招待講演を予定しています。
①Wonwoo Nam韓国梨花女子大学Biomimetic Metal-Oxygen Intermediates in Dioxygen Activation and Formation Reactions
②Kallol Ray独国フンボルト大学Small Molecule Activation at Transition Metal Centers: Structure-Function Correlation
③大久保 敬 大阪大学先導的学際研究機構・カーボンニュートラル連携機構 二酸化塩素によるメタンの光酸素化反応
④山田裕介 大阪公立大学大学院工学研究科 シアノ架橋錯体を利用した水の触媒的酸化反応
⑤山口兆 大阪大学産業科学研究所・量子情報/量子生命研究センターThe Nature of the Chemical Bonds of High-Valent Transition–Metal Oxo (M=O) and Peroxo(MOO) Compounds
過去の開催実績
2024年(第57回)、鳥取、参加者97名(基調講演2件、招待講演2件,一般口頭発表14件,ポスター発表46件)
2023年(第56回)、名古屋、参加者78名(招待講演2件,一般口頭発表18件,ポスター発表33件)
2022年(第55回)、札幌、参加者60名(招待講演2件,一般口頭発表15件,ポスター発表21件)
2021年(第54回)、オンライン(仙台)、参加者95名(招待講演2件,一般口頭発表13件,ショートトーク28件)
2020年(第53回)、オンライン(愛媛)、参加者93名(招待講演2件,一般口頭発表14件,ショートトーク20件)
主催者団体名: 第 58 回酸化反応討論会実行委員会



