神戸大学大学院医学研究科 生理学・細胞生物学講座 恒常性生理学分野 准教授
本学大学院医学研究科生理学・細胞生物学講座恒常性生理学分野において、下記の通り准教授の公募をおこないます。
1.選考方針
恒常性生理学分野では、生体恒常性の理解を基盤に、組織マクロファージや呼吸器感染防御機構の新規原理解明を目指した研究を展開しています。私たちの研究室では、遺伝子改変マウス、最先端イメージング、シングルセル解析、オミクス解析など多様な手法を駆使し、未解明の生体恒常性メカニズムに挑みます。
今回、分子生物学・生化学・免疫学・細胞生物学に関する幅広い知識と研究経験を有し、メンバーと協調しながら、研究室の発展に貢献していただける方を募集いたします。加えて、主体性をもって研究を推進し、新たな研究領域の開拓に意欲的な研究者を歓迎します。研究室がこれまで蓄積してきた知見・リソースを活かしつつ、分野の新しい方向性を共に創り上げていくことを期待します。
着任後は、ご自身の研究の推進に加えて、大学院生の研究指導、医学部生を対象とした生理学講義および実習の一部をご担当いただきます。教育者としての経験を積みながら、研究者としてのキャリアを力強く前進していただける方のご応募を心よりお待ちしております。
2.職種・待遇
職種 准教授（研究業績等を鑑みて講師での採用となる場合がございます）
給与 神戸大学年俸制適用教員（退職手当支給型）給与規程による
待遇 神戸大学職員就業規則等による
勤務時間 裁量労働制 1日8時間労働したものとみなす
応募資格 博士号を有する者
契約期間 採用日：令和8年4月1日以降で応相談
任期：5年
※本学での雇用歴がある場合、当該雇用歴を通算して5年となることがあります。
※採用後の勤務状況により、再任を行うことがあります。
勤務地 〒650-0017 兵庫県 神戸市中央区楠町7-5-1 神戸大学大学院医学研究科
3.採用人数
1名
4.募集期間・応募方法
募集期間：募集開始から令和8年3月31日まで（採用内定者が得られ次第締め切ります）
応募方法：履歴書、業績一覧、教育・研究に対する実績と抱負（２０００字程度）、照会先（氏名・所属・メールアドレス、3名まで）を下記の書類提出先までE-mail 【soujina@med.kobe-u.ac.jp】にてお送りください。
5.問い合わせ先・書類提出先
E-mail: soujina@med.kobe-u.ac.jp
神戸大学大学院医学研究科生理学・細胞生物学講座恒常性生理学分野
岡部 泰賢 宛
＊メールのタイトルは、「生理学・細胞生物学講座 恒常性生理学分野 准教授応募」として下さい。
6.選考方法
書類審査及び面接・セミナー（海外からの応募についてはWeb会議も検討します）
7.その他
・感染症疾患について、ワクチン接種等により免疫を獲得していただくことを原則としています。接種費用については、自己負担になることをご了承ください。詳細については採用決定後にお知らせいたします。
・受動喫煙を防止するための措置：敷地内禁煙
・採用決定後、以下の書類をご提出いただきます。
① 履歴書（本学指定様式）
② 最終学歴の卒業（修了）証明書原本 または 学位記の写し
③ 運転免許証または保険証の写し（氏名、生年月日の確認書類）
参考資料
●Shinjyo N, Kimura H, Yoshihara T, Suzuki J, Yamaguchi M, Kawabata S, & Okabe Y Aldehyde metabolism governs resilience of mucociliary clearance to air pollution exposure. The Journal of Clinical Investigation, (2025) e191276.
●Okabe Y Development and organization of omental milky spots. Immunological Reviews DOI: 10.1111/imr.13337 (2024)
●Yoshihara T, & Okabe Y Aldh1a2+ fibroblastic reticular cells regulate lymphocyte recruitment in omental milky spots. The Journal of Experimental Medicine 220, e20221813 (2023)
●Okabe Y Immune niche within the peritoneal cavity. Current Topics in
Microbiology and Immunology, 434, 123-134 (2021)
●Okabe Y Molecular Control of the Identity of Tissue-Resident Macrophages. International Immunology (2018) 30;485-491
●Okabe Y, & Medzhitov R, Wormhole Travel for Macrophages. Cell (2016) 165;3;518-519
●Okabe Y, & Medzhitov R, Tissue Biology Perspective on Macrophages. Nature Immunology. (2016) 17;9-17
●Okabe Y, & Medzhitov R, How the immune system spots tumor. Elife. 3 (2014)
●Okabe Y, & Medzhitov R, Tissue-specific signals control reversible program of localization and functional polarization of macrophages. Cell (2014) 157;832-844
●Okabe Y, Sano T, & Nagata S, Regulation of the innate immune response by threonine-phosphatase of Eyes absent. Nature (2009) 460;520-524
●Okabe Y, Kawane K, & Nagata S, IFN regulatory factor (IRF) 3/7-dependent and –independent gene induction by mammalian DNA that escapes degradation. European Journal of Immunology (2008) 38;3150-3158
●Okabe Y, Kawane K, Akira S, Taniguchi T, & Nagata S, Toll-like receptor-independent gene induction program activated by mammalian DNA escaped from apoptotic DNA degradation. The Journal of Experimental Medicine (2005) 202;1333-1339
●Yoshida H, Okabe Y(equal first author), Kawane K, Fukuyama H, & Nagata S, Lethal anemia caused by interferon-beta produced in mouse embryos carrying undigested DNA. Nature Immunology (2005) 6;49-56
