Massachusetts General Hospital Center for Cancer Research 塩田ラボ Postdoctoral Research Associate

Massachusetts General Hospital Center for Cancer Research の塩田ラボは、現在ポスドクを募集しています。主な研究テーマは、ヘテロクロマチンの可塑性と内因性レトロヴィルスの再活性化機構で、ヒトおよびマウス始源生殖細胞で行われるエピジェネティック・リプログラミングの『揺らぎ』がヴィルスの再活性化を許容し、次世代の乳癌あるいはメラノーマの発癌に寄与する可能性を探っています。また、始源生殖細胞に由来する胚細胞腫瘍の発癌機構の解明も行っています。

役職名は Postdoctoral Research Associate で、塩田ラボの現地での研究活動に従事している期間は、米国 NIH のガイドラインに沿った額の給与が支払われます。主要業務は Principal Investigator (塩田敏博)の指導のもとで独立した研究を行い、英語論文の作成と投稿、英語での学会発表、および研究助成金取得のための書類の作成と応募です。

応募者に求められる条件は以下の通りです。

1)M.D. あるいは生物学関連諸分野での Ph.D.の学位を取得している。あるいは渡米期日までに取得見込みである。

2)2022 年 4−6 月から塩田ラボの現地 (Boston, Massachusetts, USA) での研究活動に、米国 J-1ビザを取得して参加できる。あるいは現在有効な米国就労ビザや永住権等を取得している。

3)最低2年間、ポスドクとしての勤務を継続できる。今回の募集では、短期滞在のみ可能な応募者は選考の対象になりません。

4)哺乳類細胞の培養技術に習熟している。特に ES細胞および iPS細胞の作成、維持、分化誘導などの経験を持つ応募者は優先的に考慮されます。

5)Deep Sequencing, Bioinformatics, Statistics などを使っての RNA-seq, ChIP-seq, Hi-C seq, ATAC-seq, WGS などの経験を持つ応募者は優先的に考慮されます。ただし、WET ラボの経験が無い応募者は、今回の選考の対象になりません。

6)英文での論文執筆、学会発表、研究助成金申請書作成の経験がある応募者は優先的に考慮されます。

7)日本国籍を有しない応募者については、米国で研究業務に従事するビザが短期間に取得できるかについても、審査の基準になります。

応募者は履歴書と自己推薦文(1ページ)を塩田敏博(shioda@helix.mgh.harvard.edu)までメールで送付してください。応募に関する質問等も、塩田まで直接お送りください。募集の締め切りは特に設けませんが、条件に適合する応募者はその都度遅滞なく審査され、採用が決定した時点で募集を終了します。