共同研究「支援型糖鎖共同研究(探索型)」及び「支援型糖鎖共同研究(加速型)」 糖鎖生命科学連携ネットワーク拠点

2023年度「糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点(J-GlycoNet)」共同研究公募要項

【趣旨】
東海国立大学機構 糖鎖生命コア研究所、自然科学研究機構 生命創成探究センター、創価大学糖鎖生命システム融合研究所は、共同利用・共同研究拠点「糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点(J-GlycoNet)」(以下「J-GlycoNet」という。)として認定されています。
動物にも植物にも微生物にも、その命を支える3つの分子の鎖があります。ゲノム(核酸)、タンパク質、糖鎖です。しかしながら糖鎖の浸透は社会的にも学術的にもゲノム、タンパク質に比べて圧倒的に浅く、他分野の研究者には糖鎖の壁を避けて通らざるを得ない状況が続きました。その糖鎖の壁に扉を開けて、多分野融合研究を推進し、新しい生命科学を拓こう、というのが本拠点のビジョンです。
つきましては、本拠点の受入教員との間で、拠点の研究リソース、ノウハウ、最先端設備を利用した糖鎖共同研究を以下の要領で公募します。

 

【共同研究公募】
この度、「支援型糖鎖共同研究(探索型)」及び「支援型糖鎖共同研究(加速型)」の公募を行います。
1.支援型糖鎖共同研究(探索型)
糖鎖が関わる幅広いテーマの研究を公募して行う共同研究(国内外を問わない)。生命科学および周辺分野を中心に多様な研究の発展に寄与する共同研究を推進します(1 年以内の短期で実施する萌芽的研究)。
2.支援型糖鎖共同研究(加速型)
支援型糖鎖共同研究(探索型)で得られた研究成果を発展させる共同研究(1 年以内の短期で実施する研究)。審査により 3 年まで継続可能。

 

【応募資格】
国内外の大学並びに公的研究機関に所属する教員・研究者又はこれに相当する方(以下教員等という。)に応募資格があります。ただし、J-GlycoNet を構成する糖鎖生命コア研究所、生命創成探究センター及び糖鎖生命システム融合研究所(以下研究所等という。)に所属する教員は、受入研究者にはなれますが申請者にはなれません。また、申請者が東海国立大学機構、創価大学及び自然科学研究機構に所属しているが研究所等に所属していない教員等である場合は、同一の研究機関の研究所等に所属する教員等を受入研究者として申請することは出来ません。例えば、糖鎖生命コア研究所以外の東海国立大学機構の教員等は、糖鎖生命コア研究所所属の教員を受入研究者にできませんが、生命創成探究センターや糖鎖生命システム融合研究所の教員を受入研究者にすることは可能です。また、応募者と受入研究者が同一研究単位とみなされる場合(クロスアポイントまたは兼業等により同一研究室に所属している等)も同様に応募資格を満たさないものとします。なお、研究分担者には,大学院生・学部学生を含めることができます。参加する大学院生・学部 学生は「学生教育研究災害障害保険」等に必ず加入し,特に学部学生においては,学生の所属機関の助教以上の教員,もしくは,受入教員研究室の研究者の監督下で実験等を実施してください。

 

【研究期間】
採択日から2024年 3 月 31 日まで。

 

【申請方法】
(1) 申請にあたっては、必ず本拠点「ワンストップ相談窓口(糖鎖研究推進室(https://j-glyconet.jp/consult/))」または拠点研究者とあらかじめ応募資格、研究課題、内容などの打ち合せを行い、受入研究者を決めてください。受入研究者は、本拠点における予算執行及び研究管理などの責務を負います(相談実績の無い案件は応募資格を満たさないものとみなしますので、ご注意ください)。
(2) 申請代表者は、1研究期間につき1研究課題を申請できます。
(3) 申請書等の各様式は、J-GlycoNet のホームページの「共同研究」のページからダウンロードしてご使用ください。(https://j-glyconet.jp/research/
(4) 申請代表者は、申請書に記入し、所属機関の長の承諾を受けたうえで、J-GlycoNet のホームページ上の「共同研究公募 申請フォーム」から応募ください。
(5) 申請書はファイル名を(ご所属・代表者名)の PDF ファイル(5 MB まで)にして提出くしてください。
※ J-GlycoNet の各研究部門・所属教員・研究の概要等は、下記、J-GlycoNet 及び各研究所のホームページの研究組織をご覧ください。
・東海国立大学機構 糖鎖生命コア研究所:https://igcore.thers.ac.jp/
・自然科学研究機構 生命創成探究センターの受入研究者については、同センター研究戦略室(https://www.excells.orion.ac.jp/research-group/collaborative-research-promotion-office)へお問い合わせください。
・創価大学 糖鎖生命システム融合研究所:https://www.soka.ac.jp/glycan/members/

 

【申請書の提出期限】
2023年2月 28 日 12:00 pm

 

【予算と採択件数】
・支援型糖鎖共同研究(探索型):最大 20 万円まで(国内)、最大 30 万円(国際)まで
・支援型糖鎖共同研究(加速型):最大 40 万円まで(国内)、最大 50 万円(国際)まで
加速型と探索型を合わせて最大 30 件程度を採択します。加速型を探索型で採択する場合があります。なお、予算状況と審査の結果により、採択額が申請額より減額となる場合があります。「国際」は、申請者が日本国外の研究機関に所属の場合のみに限ります。

 

【選考及び選考の通知】
共同研究の採否及び研究経費の配分額は、委員会において決定後、4月上旬までに申請者に直接通知します。また、採択された共同利用・共同研究課題については、J-GlycoNet のホームページに掲載(共同利用・共同研究課題名、研究代表者名・職名・所属機関、受入研究者名・職名・所属機関)しますので、予めご了承願います。

 

【研究経費】
共同研究に必要な研究経費(消耗品費及び旅費)は、概ね下記区分の金額を限度として J-GlycoNet の受入研究者が執行します。共同研究に必要な旅費は、J-GlycoNet を構成する各機関の旅費に関する規則に基づき算出し、精算払いとします。
(1)旅費
旅費は共同研究課題を達成するため、原則 J-GlycoNet 関連施設に来所する旅行に限られます。
(2)消耗品費
共同研究申請書の共同研究課題を達成するために使用する消耗品に限られます。備品は購入できませんので、ご注意ください。

 

【施設等の利用】
研究所内の研究リソースや機器類などを J-GlycoNet の研究者の指示のもとで使うことができます。

【研究成果報告の提出】
共同研究の代表者は、共同研究期間終了後2週間以内に共同研究報告書を申請書の提出先に提出していただきます。なお、報告書は J-GlycoNet の成果として J-GlycoNet のホームページ等で公表します。

【論文の提出と謝辞について】
本共同研究の成果を論文として発表する場合には、支援を受けた旨につき謝辞に記載してください(別紙参照)。また、論文 PDF を「糖鎖研究推進室(cinfo-igcore@med.nagoya-u.ac.jp)」に電子メールにて送付してください。

 

【知的財産権の取扱い】
知的財産権の取扱いは、原則として J-GlycoNet における各研究所の知的財産権に関する取扱基準に準じます(別紙参照)。

 

【安全保障輸出管理】
海外へ研究機器、試料、技術指導などの提供や、海外研究者と共同研究を実施するなどにあたり、受入研究者所属機関の安全保障輸出管理規則に基づく手続きが必要となる場合があります。

 

【男女共同参画の推進】
共同利用研究の立案・実施にあたりご配慮をお願いします。

【個人情報】
公募により提供された個人情報は、課題審査を目的としてのみ利用します。また、採択された課題については、広報用印刷物及びホームページ等に提案代表者氏名、所属、研究課題名等を掲載する場合がありますので、ご承知おき願います。

【問合せ先】
糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点(J-GlycoNet)
糖鎖研究推進室 (担当 郷・二歩)
電話番号:052-789-4015
E メール:cinfo-igcore@med.nagoya-u.ac.jp