** 日本学術会議ニュース ** No.928**
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1.【開催案内】
公開シンポジウム「次の新興・再興感染症にどう備えるか」
2.【開催案内】
公開シンポジウム「Soil Healthとは? 土壌の健康の理解・維持向上・共有」
3.【オンデマンド配信のお知らせ】講演会「国際会議主催者セミナー」
4.【御案内】日本オープンイノベーション大賞の募集開始(~8月4日(月))
5.【日本学術振興会】
令和8(2026)年度分研究拠点形成事業の公募について
6.【日本学術振興会】
令和8(2026)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果
公開促進費)の公募について
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【開催案内】公開シンポジウム「次の新興・再興感染症にどう備えるか」
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【日時】2025年8月7日(木)13:00 ~ 16:00
【場所】北海道大学医学部学友会館「フラテ」フラテホール(北海道札幌市北
区北 15 条西7丁目)(ハイブリッド開催)
【主催】日本学術会議第二部会、日本学術会議北海道地区会議、北海道大学
【後援】日本生命科学アカデミー
【開催趣旨】
自然界の野生動物が保有する病原体が社会に侵入し、人へと伝播する人獣共
通感染症は、近年頻繁に発生し国際社会で問題となっている新興・再興感染症
の大半を占めており、いまだ根絶が困難な喫緊の課題です。本シンポジウムで
は、人獣共通感染症対策、ワクチン開発、創薬、構造解析、数理モデル、公共
政策の専門家が最新知見を共有し、次の新興・再興感染症にどう備えるかにつ
いて、市民の理解と地域レジリエンス強化を図ります。
【プログラム】
https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/386-s-0807.html
【参加費】 無料
【定員】対面250名、オンライン400名
【申込み】事前参加申込制(登録締切:8月4日(月))
下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/sm9s8Adc7DtaKEWN7
【問い合わせ先】
日本学術会議北海道地区会議事務局(北海道大学研究推進部研究振興企画課)
E-mail: suishin(a)general.hokudai.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。
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【開催案内】
公開シンポジウム「Soil Healthとは? 土壌の健康の理解・維持向上・共有」
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【主催】日本学術会議農学委員会土壌科学分科会・Soil Health小委員会、
農学委員会・食料科学委員会合同IUSS分科会
【共催】(一社)日本土壌肥料学会
【後援】日本土壌微生物学会, 日本ペドロジー学会, 農業農村工学会, 日本第
四紀学会, 日本地理学会, 日本森林学会, 土壌物理学会, 日本農作業
学会, 環境科学会, 日本作物学会, 根研究学会, 森林立地学会, 日本
腐植物質学会, 日本熱帯生態学会, 日本熱帯農業学会, 日本生態学会,
日本農学会, ムーンショット型農林水産研究開発事業循環型協生農業
プラットフォームコンソーシアム
【日時】 令和7年(2025年)7月26日(土)10:00 ~ 17:00
【場所】日本学術会議講堂(東京都港区六本木 7-22-34) および Zoomウェビ
ナーによるハイブリッド開催
<ZoomウェビナーURL> https://us02web.zoom.us/j/82013092022?pwd=RrwSCHvYKaMzH3XQ6vi9qHuXCkQsid.1
【参加費】 無料
【定員】現地参加 約300名、オンライン参加 500名(どちらも当日先着順)
【事前申込み】不要
【開催趣旨】
土壌は陸域のすべての生態系を支える基盤です。すなわち、食糧生産の場で
あるとともに、土地利用を支える植物栄養の供給と循環、生物多様性、水の浄
化、気候制御など環境を調整し、地域の景観の基盤として文化を支えるサービ
スを提供しています。長い間、人類は土壌が供給するこれらのサービスを当た
り前の存在として無意識に享受してきました。さらに、良質な作物を多量に安
定的に収穫するための農業生産技術を開発し、土壌が提供するサービスを過剰
に搾取し続けてきました。しかし、食糧安定供給の代償として、生物多様性の
喪失、土壌有機物の消耗、水質汚濁や富栄養化、温室効果ガスの排出、アンモ
ニア揮散、NOxやSOxの排出、土壌侵食や土壌圧縮、塩類化などの土壌劣化が世
界中で顕在化しています。すなわち、日本を含む世界中のさまざまな地域で土
壌の健康が損なわれています。
本シンポジウムでは、この事実を認識し、将来の土壌の健康の維持向上のた
めの道筋を次の3つのテーマにおいて議論します。
1.土壌の健康とは?: FAO(国連食糧農業機関)では、2020年に土壌の健康
を「土壌が陸上生態系の生産性、多様性、環境サービスを維持する能力」
と定義しています。生態系サービスは、環境条件や土地利用によって異な
ります。日本は、地形は急峻で火山があり、気候はモンスーンで亜寒帯か
ら亜熱帯の範囲にあり、土壌は火山性を含む堆積性です。また、水田とい
う特徴的な土地利用がもたらす生態系サービスも重要です。日本の土壌が
健康である状態や土地利用に応じた土壌の健康診断基準について検討します。
2.土壌の健康を向上させるイノベーション:健康な土壌が最大限の生態系サ
ービスを生み出す要は、有機物として存在する土壌炭素です。土壌炭素を
消耗させない、土壌炭素の蓄積を促す技術開発は、土壌の健康回復のため
だけでなく、地球温暖化対策としても重要です。適切に土壌炭素を維持し
た土壌は、様々な環境インパクトを柔軟に受け止め、生態系サービスを維
持する回復力と持続性に優れた土壌となります。土壌の健康回復と健康維
持のため、土地利用に応じた管理技術について検討します。
3.土壌の健康を共有するために:地域レベルで土壌の健康を維持するために
は、すべての市民が土壌からのサービスの恩恵に浴していることを認識し、
その土壌の健康状態を知り、管理をサポートできることが望まれます。現
在小学校の理科の教科書には土壌の文字そのものが無い状態です。このよ
うな事態において、土壌の健康に気付くことは非常に困難です。正当な知
識、正確な情報、適正な管理技術を共有できる連携の構築について検討し
ます。
【プログラム】https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/382-s-0726.html
【問い合わせ先】下記の問い合わせフォームより送信ください。
https://forms.gle/VaCSDuR5mbKPxeDA6
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【オンデマンド配信のお知らせ】講演会「国際会議主催者セミナー」
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本年1月に日本学術会議国際委員会と日本政府観光局(JNTO)が共同主催し
た「国際会議主催者セミナー」のオンデマンド配信を開始しました。
本セミナーは、国際会議を主催する皆様やその関係者の皆様に向けて、国際
会議の誘致・開催のノウハウ等を提供することを目的として開催しました。国
際会議を誘致・開催する上でのポイントや、英語での効果的な誘致プレゼンテ
ーションのノウハウといった実践的な内容に加え、日本学術会議やJNTOの誘致
・開催支援の内容についても説明しています。
具体的に国際会議の誘致・開催の予定がある方はもちろん、今後の参考のた
めにという方も是非ご視聴ください。
■視聴URL
日本政府観光局(JNTO)主催者セミナー講演映像公開中
https://mice.jnto.go.jp/organizer-support/support-seminar.html
■セミナー内容
・講演1:第27回国際昆虫学会議(ICE 2024)の誘致・開催について
沼田 英治氏(京都大学 学術研究展開センター特定教授・名誉教授)
・講演2:英語プレゼンテーションのキーポイント
アダム・フルフォード氏(有限会社フルフォードエンタープライズCEO)
・講演3:日本学術会議による支援
日本学術会議事務局 参事官(国際業務担当)大沼 和善
・講演4:日本政府観光局による支援
日本政府観光局 MICEプロモーション部長 巽 麻里子
【問合せ先】
日本政府観光局(JNTO)MICEプロモーション部 担当:神田・板垣
(Tell:03-5369-6015、Mail:shijo(a)jnto.go.jp )
※(a)を@にしてお送りください。
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【御案内】日本オープンイノベーション大賞の募集開始(~8月4日(月))
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「第8回日本オープンイノベーション大賞」の公募が開始されましたので、
お知らせします。オープンイノベーションの取組で、模範となるようなもの、
社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて、担当分野ごと
の大臣賞、長官賞、経済団体、学術団体の会長賞等が表彰されるとともに、各
賞の中で最も優れたものが内閣総理大臣賞として表彰されるものです。
詳細は以下のURLをご覧ください。
■日本オープンイノベーション大賞の公募開始について
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20250620oi_prize.html
■応募要項・応募書類等
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/2025.html
■日本オープンイノベーション大賞について
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/index.html
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【日本学術振興会】令和8(2026)年度分研究拠点形成事業の公募について
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令和8(2026)年度分研究拠点形成事業の公募について
独立行政法人日本学術振興会
国際事業部研究協力第一課
日頃は本会の学術国際交流事業について、格別の御支援を賜り、厚くお礼申
し上げます。
本会は日本と諸外国の研究教育機関間の協力関係の構築・次世代の中核を担
う若手研究者の育成に係る経費を支援するため、「研究拠点形成事業」を実施
しています。このたび、令和8(2026)年度分の募集を開始いたしましたので、
詳細については以下のURLを御覧いただくとともに、関係者への周知をお願
いいたします。
・日本学術振興会研究拠点形成事業ホームページ
(問合せ先)
独立行政法人日本学術振興会
国際事業部 研究協力第一課
〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-1 麹町ビジネスセンター
Tel: 03-3263-1814, 1791
E-mail: core-to-core(a)jsps.go.jp ※(a)を@にしてお送りください。
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【日本学術振興会】
令和8(2026)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開
促進費)の公募について
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日本学術会議協力学術研究団体 御中
令和8(2026)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)
(研究成果公開促進費)の公募について
独立行政法人日本学術振興会
研究事業部研究助成第三課
「令和8(2026)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公
開促進費)-研究成果公開発表、国際情報発信強化、学術図書、データベース
-」の公募を開始しました。本件の詳細については、以下のウェブサイトを御
覧いただくとともに、関係者への周知をお願いします。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/13_seika/keikaku_dl.html
なお、公募要領に記載の「研究活動における不正行為への対応等に関するガ
イドライン」に基づく「取組状況に係るチェックリスト」の提出及び「研究機
関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」に基づく「体制整備等自
己評価チェックリスト」の提出は不要です。
※一つの応募につき一つの応募用IDが必要となるため、重複応募可能な複数
の種目に応募する場合は、応募ごとにIDを取得してください。また、国際
情報発信強化の継続課題を有する学術団体等についても、重複応募可能な種
目に応募する場合は、新たに応募する必要があります。
※IDの取得方法は公募要領を御確認ください。
問合せ先:
独立行政法人日本学術振興会
研究事業部 研究助成第三課 研究成果公開促進費係
〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-1 麹町ビジネスセンター
E-mail:seikakoukai(a)jsps.go.jp
※(a)を@にしてお送りください。
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日本学術会議YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCV49_ycWmnfhNV2jgePY4Cw
日本学術会議公式X
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
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