** 日本学術会議ニュース ** No.936**
===================================================================
1.【推薦のご案内】第9回食の新潟国際賞について
2.【開催案内】
共同主催国際会議「第15回国際口蓋裂・頭蓋顔面異常学会国際会議」
3.【開催案内】
公開シンポジウム「戦後80年の国境横断ガバナンスの形成と変容―開放と
閉鎖の相克―」
■——————————————————————–
1.【推薦のご案内】第9回食の新潟国際賞について
——————————————————————–■
第9回食の新潟国際賞について、推薦者募集の案内がありましたのでお知ら
せいたします。
会員・連携会員の皆様がご応募できる賞ですので、同賞にふさわしいと考え
られる功績について応募をご希望の方は、以下のホームページから応募要領を
ご確認のうえ、直接ご応募をお願いいたします。
○食の新潟国際賞:
世界において、食の量と質を高め、食を通じて健康増進や世界の人々の福祉
と平和に大きく貢献した人や活動を顕彰し、世界の食の問題解決と改善に寄与
するために創設された賞です。
〆切は2025年12月26日(金)
■——————————————————————–
2.【開催案内】
共同主催国際会議「第15回国際口蓋裂・頭蓋顔面異常学会国際会議」
——————————————————————–■
会 期:令和7年10月20日(月) ~ 10月24日(金)[5日間]
場 所:国立京都国際会館(京都府京都市)
日本学術会議が一般社団法人日本口蓋裂学会と共同主催する「第15回国際口
蓋裂・頭蓋顔面異常学会国際会議(The 15th International Congress on Cleft Lip and Palate and Related Craniofacial Anomalies)」
が、令和7年10月20日(月)~24日(金)に国立京都国際会館で開催されます。
本会議は「”和 Harmony”-包括的クレフトケアと共同研究におけるハーモニー
とコンセンサスを求めて」をメインテーマに、最新の治療成績・研究成果につ
いて討論や発表が行われる予定です。日本初開催となる本会議には、世界60カ
国・地域から約1,500名の臨床家や研究者等が参加予定で、世界トップレベル
の研究者が集結します。
また、本会議期間中に、市民公開講座「口唇口蓋裂:見た目に悩むお子さん
とご家族への生活の場におけるケア-ご家族・園・学校がチームとなって-」を
開催します。口唇口蓋裂は日本では500人に1人の頻度で認められ、唇・鼻や口
蓋(口の中の天井部分)に裂(割れ目)を認める先天性疾患です。見た目、言
語、かみあわせ等に多様なの症状が生じるため、複数の医療職による治療チー
ムが、出生から成人に至るまで継続的な治療・支援を行います。一方で治療し
ても、顔の傷痕や変形が完全にはなくならず、言語の問題が残ることもありま
す。私たちの治療は、このような疾患をかかえたお子さんがいきいきと成長す
ることを目的として行われています。本講座では、お子さんのご家族、園や学
校の先生方に病気とその影響を知っていただき、多様な生活の場で、一緒にお
子さんを支えていくことができるような支援をご提案します。患者様やご家族、
園や学校の先生方のご参加をお待ちしております。
第15回国際口蓋裂・頭蓋顔面異常学会国際会議 市民公開講座
「口唇口蓋裂:見た目に悩むお子さんとご家族への生活の場におけるケア
‐ご家族・園・学校がチームとなって‐」
日 時:令和7年10月22日(水)14:40 ~ 16:00
会 場:国立京都国際会館 本館1階 RoomD
(京都市左京区岩倉大鷺町422)
参加費:無料・要事前申込(https://forms.office.com/r/6QUktrMGZT)
※内容等の詳細は以下をご参照ください。
○国際会議公式ホームページ(https://site.convention.co.jp/cleft2025/)
【問合せ先】
第15回国際口蓋裂・頭蓋顔面異常学会国際会議 運営事務局
cleft2025(a)convention.co.jp
※送信の際には(a)を@に変えてください。
■——————————————————————–
3.【開催案内】
公開シンポジウム「戦後80年の国境横断ガバナンスの形成と変容―開放と
閉鎖の相克―」
——————————————————————–■
【主催】日本学術会議政治学委員会紛争下の人道的危機に関する国際政治分科会
【共催】日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究A「分断する国際政治にお
ける国際協調とガバナンスの政治経済分析」(代表:鈴木基史、令和
5~8年度)、同基盤研究A「国際社会における保護・禁止等の範囲を
めぐる学際的研究」(代表:石田淳、令和3~7年度)
【日時】令和7年(2025年)9月27日(土)14:00 – 17:00(13:30受付開始)
【場所】青山学院大学青山キャンパス17号館17311教室(東京都渋谷区渋谷4-4-25)
(ハイブリッド開催)
【参加費】無料
【定員】290名(会場)、1000名(オンライン)
【事前申込み】
参加費無料・対面参加者は事前申込不要。
※オンライン申込フォームURL https://forms.gle/h6DTRH1Lc3AEmYwf9
ウェビナー参加者は9月26日(金)正午迄に要事前申込(同日20時迄にウェビ
ナー情報を送付予定)。
【開催趣旨】
第二次世界大戦の終結後、モノ、カネ、ヒト、情報の国境を越える移動を促
しつつ、管理する国境横断ガバナンス(transboundary governance)が構築さ
れ、進化してきた。この地球規模のガバナンス体制は、植民地主義や重商主義
に翻弄された戦前の体制に対する反省に則り、適正な国境移動を樹立すること
を通じて、国際の友好、平和、開発を目指すものである。しかし、戦後まもな
く東西・南北対立が発生し、これに伴う政治的駆け引きによって、ガバナンス
の恩恵が均質に発生することは妨げられてきた。こうした不均衡を是正する
取り組みは主権という名の下で否定され、モノ、カネ、情報はある特定地域に
集中する一方、ヒトは貧困地域から富裕地域に流れようとし、環境破壊、感染
症、武器、犯罪は地域を問わず無秩序に拡散している。さらに近年、制度の閉
鎖化を図ろうとする国々が増加し、国際社会の分断を修復する道は遮られ、ガ
バナンスの本来の意義の達成は遠のいている。以上の背景に鑑み、本シンポジ
ウムは国境横断ガバナンスの功罪を検証することによって、戦後80年の国際関
係の軌跡と展望を幅広く議論する。
【プログラム】https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/387-s-0927.html
【問い合わせ先】
中山裕美:yumi-nakayama(a)aoyamagakuin.jp ※送信の際には(a)を@に変えてください。
———————————————————————–
***********************************************************************
日本学術会議YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCV49_ycWmnfhNV2jgePY4Cw
日本学術会議公式X
***********************************************************************
***********************************************************************
学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
***********************************************************************