秋田県立大学 生物資源科学部 応用生物科学科 植物機能グループ 助教

1.職名及び人員:助教 1名
2.所属:生物資源科学部 応用生物科学科 植物機能グループ
3.専門分野:生物有機化学分野
天然物化学に関する研究の経験と業績を有して、学部生及び大学院生の教育・研究指導に積極的に取り組む意欲があり、着任後は植物が作る生理活性物質のケミカルバイオロジー研究を推進し、その応用にも熱意のある人材を求めます。
4.担当授業科目:
[学 部]化学・生物学実験 I(化学分野・分担)、応用生物科学実験II(分担)、応用生物科学研究室実験、化学II(有機化学分野・分担)、有機物理化学(分担)、卒業論文 等
[大学院]天然有機化合物・生合成の化学(分担)、生物資源科学演習、生物資源科学特別研究 等
5.応募資格 :
(1)博士の学位を有すること、または採用日までに取得見込みであること
(2)当該分野の教育と研究に熱意を持っていること、地域貢献にも意欲を持っていること
(3)国籍は問わないが、日本語が堪能であること
(4)採用が決定した場合、確実に着任できること
6.採用予定日:令和4年4月1日
7.勤務条件等 :
(1)身分 公立大学法人職員
(2)給与 職位・業績・職務内容に応じた年俸制(本学給与規程による。)
(3)勤務 裁量労働制
(4)任期 5年の任期制(再任回数に制限はありません)
(5)定年 67歳
8.応募書類:
(1)履歴書(本学所定の様式1*による。)
(2)研究業績書(本学所定の様式2*による。)学術論文は、①学術論文(査読付き)、②国際会議発表論文(査読付き)、③その他に分類して記載してください。また、主要なもの3編に○をつけてください。
(3)主要論文3編(コピー可)
(4)これまでの研究、教育及び社会活動(地域貢献を含む。)の概要(1000 字程度)
(5)教育に対する抱負(1000 字程度)
(6)研究・地域貢献に対する抱負(1000 字程度)
(7)応募者について意見を求めることができる推薦者2名の氏名と連絡先
(8)科研費等外部資金獲得の実績がある場合は、過去5年間における獲得状況の一覧
注)*印:履歴書(様式1)及び研究業績書(様式2)については、ホームページ
(https://www.akita-pu.ac.jp/about/saiyo/)をご参照ください。
9.応募締め切り:令和3年10月15日(金)必着
10.選考方法:
(1)第一次選考 提出書類審査、学部選考委員会による面接
(2)第二次選考 プレゼンテーション、役員による面接
※第一次選考の学部選考委員会による面接はオンラインで実施する場合があります。
※面接の旅費等は自己負担となります。
11.応募書類の提出先及び問い合わせ先
〒010-0195 秋田市下新城中野字街道端西241-438
秋田県立大学生物資源学科部 応用生物科学科 村田 純
TEL:018-872-1573(ダイヤルイン)、E-mail:jmurata@akita-pu.ac.jp
※封筒の表に「生物有機化学分野助教応募書類在中」と朱書きし、簡易書留で送付してください。
応募書類は返却しません。
12.その他 本学は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等に基づき、女性活躍のための支援、
環境整備に努めており、女性研究者の積極的な応募を歓迎します。
(次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく公立大学法人秋田県立大学一般事業主行動計画:
https://www.akita-pu.ac.jp/up/files/www/about/houjin/keikaku/20210317_koudou02.pdf)


別紙1

今回の公募で求める人材像
応用生物科学科 植物機能グループでは、植物が作る生理活性物質の構造と機能を有機化学的及び生物化学的手法を用いて解明し、得られた知見を社会に役立てることを目指して研究を進めています。また、本学科から医薬品業界を目指す学生にとって、有機化学は必要不可欠な分野です。
本公募では、天然物化学に関する研究の経験と業績を有し、学部生及び大学院生の教育・研究指導へ積極的に取り組む意欲があり、公設試や企業との共同研究を推進し、地域貢献にも熱意のある人材を求めます。
各領域に関しての具体的な人材像は下記のとおりです。
〔教育〕
本学科のディプロマポリシーを理解し、学生が幅広い知識や柔軟な思考力を獲得するために、有機化学に関する基礎から応用までの知識を通して、生物有機化学分野の講義・実験・実習及び卒業研究指導へ熱心に取り組む人材を求めます。
〔研究〕
植物由来の生理活性物質の有用性・機能性を物質レベルで明らかにするために、生物資源の有効利用を視野に入れたケミカルバイオロジー研究を展開できる人材を求めます。
〔地域貢献〕
研究で得られた知見を活かし、公設試や企業と連携して、農産物など植物資源の有効活用に関連する地域の課題へ積極的に取り組める人材を求めます。
本学は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等に基づき、女性活躍のための支援、環境整備に努めており、女性研究者の積極的な応募を歓迎します。

別紙2

応用生物科学科 大講座制グループ構成
基本方針:生物関連産業の発展に貢献できるよう、微生物から動物や植物に至るまで生物全般を対象に生命現象を解明し、生物資源をより高度に利用することを目指す。
応用生物科学科
微生物機能グループ
微生物の持つ機能解明とその応用
・放線菌からの抗生物質の探求と放線菌の持つセルラーゼ遺伝子の産業利用
・微生物が生産するD-アミノ酸とD-アミノ酸代謝関連酵素の機能解析
・昆虫―微生物間の必須共生関係の遺伝子レベルでの解析とその応用
・家畜腸内細菌叢の網羅的解析と腸内有用菌増殖に関する研究
・環境に生息している微生物の利用や有用遺伝子の有効利用
・キノコの子実体形成の分子機構の解析とキノコ育種への応用
動物機能グループ
動物の分子細胞生物学的基礎研究とその応用
・哺乳動物の発生機構の解明と家畜生産・再生医療への応用に関する研究
・ホルモン分泌細胞と癌検査薬に関する研究
・癌細胞の運動・浸潤機構の解明と癌転移抑制に関する研究
・喘息症状の緩和に寄与する粘液ムチンの産生制御に関する研究
植物機能グループ
植物がつくる機能性物質の構造と機能の解明及びその応用
・植物ホルモンの生合成制御に関する研究
・植物の水やイオン輸送体に関する研究
・植物が作る生理活性物質に関する酵素とその遺伝子の解析
・薬のもととなる植物由来の物質の探求とそれの化学合成による生産
・イネがつくる鉱物、ケイ酸ガラス形成機構の解明
食品醸造グループ
食品および酒類に関する研究とその応用
・食品の味に関する新規評価法の開発
・食品素材の特性解明及び品質評価とその応用
・原料米の分子鎖構造と米粉食品の加工特性に関する研究
・難消化性米の有効利用に関する研究
・原料米の精米により変動する清酒成分に関する研究
・醸造酵母の機能解析とその応用